母のおしごと

子どもとお母さんが安心して暮らしていくヒント集

「子供にまだ勝てる」と思うこと。

先日、オウちゃんのお友達のお母さんたちに会いました。

女の子のお母さんたちが言うには「子供にまだ勝てるから」といいます。

 

まだ勝てるっていうのはどういうことでしょうか?

 

母「ほら、やることやって!」

子「今やろうと思ってたところでしょ?!」

母「だったらさっさとやりなさい!やってないから言うんでしょ!」

子「うるせーくそばばあ!」

母「何?!くそばばあ?そんな口聞く子なんて知りません!」

子「ごめんなさい」

 

「まだそこは素直だから勝てるのよ」って言っていて

いや、それはまずいでしょう?っていうのが私の感想でした。

 

この子は知的障害者なので、すぐに謝ってきました。

普通の家庭ではこうは行かないかと思います。

だからこそエスカレートして子供に勝てるまで言い合いになったりして

家を子供が飛び出したり、なかなか帰ってこなかったり

親と口をきかなかったりするようになるので、子供とのバトルは辞めておくほうが

安全ではないでしょうか?

 

子供に勝つ勝たないではなく、一人の人間として認め

子供の行動をを先回りしていうのではなく、待つことを大切にし

私はいろいろ言いませんよ、あなたを信じています。と行動であらわしてあげたら

自然と子供は母に向かってイライラすることなく関わってきます。

自分で自分をコントロールし、どうしていくのが一番いいのか考える力が付きます。

 

子供は親の所有物ではありませんし、勝ち負けで抑え付ける存在ではありません。

失敗しながら学んでいくので、押さえつけても何も変わらないので

ぜひ、子供に勝とうなんて思わないでいただけたらと思います。

 

 

オウちゃんは、そんな友達の親の前で私を貶します。

私は怒りません。

「また言ってる」というぐらいで・・・。

友達の親や友達が「オウちゃんのお母さんてなんで怒らないの?」っていうのを

とても嬉しそうに見ています。

 

私のお母さんは、自慢のお母さんなの。

だって、ちゃんと認めてくれているから。

 

一番反抗するはずの中学三年生です。

こんなふうに子供に言われてみたいとは思いませんか?

困ったときは相談に乗りますので、連絡くださいね。

反抗期

うちの一番上の娘、オウちゃんがこの間とても面白かったのです。

こんなやりとりがありました。


「お母さん、友達がね反抗期は大切なんだから反抗しなきゃダメだよって言うんだけど、しなくちゃダメ?」


いや、しなくてもいいんじゃない?


「だよねぇ?だから、私その子に言ったの。反抗する理由がないのに反抗するの?って。そしたら、え?!反抗する理由がないなんてありえない!って言うんだよ。私、お母さんにあんたなんか嫌い!なんて言ったら悲しくなっちゃう。だって本当は好きなのに、嘘はつけない」


そうなんだね、反抗する理由がないんだね。


だって、お母さん私の希望は基本叶えてくれちゃうし、余計なこと言わないから


・・・・そりゃ、どうもありがとうございます。



オウちゃんは反抗する理由がないから、反抗しないと言うのですが

反抗する理由はどうしたらなくなるでしょうか?

オウちゃんが答えはもう教えてくれています。


だって、お母さん私の希望は基本叶えてくれちゃうし、余計なこと言わないから」


これです。

中学生でも、反抗しない子に育ちます。

子どもの思うままにきちんと聞くと、そういうふうに育ちます。

そして、嫌いな理由や嫌だと思う理由を普段から「お母さんのここが困る」と言える関係があるからです。

そのためには、怒らず機嫌良い母である事です。

そうでなければ気持ちを打ち明ける事なんてできないからです。


ちなみに、オウちゃんは洗濯を休みの日になるとやってくれます。それはとてもスマートに、なんの指示もしないでもやってくれます。

掃除もお料理も、私がくたびれていると見兼ねてやってくれるお嬢さんです。


子どもの言うことをただ聞いて応じるだけで、こんな風に育っていきます。



さて、このエピソードにはまだあって、しばらくしてからオウちゃんは私に「お母さんなんか大っ嫌いだ!」と言いました。


あら、大っ嫌いなのね!


って私が言った後、二人で顔を見合わせて笑いました。

だって、それが冗談な事が二人ともわかっているから。


仲の良い関係を保つためなら、母のおしごと頑張ってやろうと思っていつも張り切っております。

難しく考えない

子どものいうことを聞く?

とんでもない!って思った人、たくさんいると思います。


子どもは好き勝手だもの、そんなことしたら大変になる!


そう思いますよね。

わかります。


でも、これをやってるとなぜか言うことを聞く子が育つんです。


大人でも、

貴方が私の言うことを聞いてくれたから

私によくしてくれるから

貴方によくしたいし、貴方の話を聞きたい

と思うことはありませんか?


子どもが自分でお母さんの言うことを聞いてみようと思えるようになるまで

子どもの言うことを聞き、子どもが満足するまで子どもの思うままにします。


そうしてるうちに、自然と変わってきます。


初めは1日のうちの15分から始めて見てください。

そして、子どもがアレ?って思ってくれたらしめたもの。


さぁ、やってみてくださいね!

母のおしごとって一体なんだろう?

今、我が家の末娘のユウは喘息発作の真っ最中。

この子は鼻水が出始めると、咳喘息みたいになるので

鼻水のコントロールが欠かせないのだけど

なかなかいつもうまくいきません。

 

さて「母のおしごと」とは一体なんだろう、という視点でユウの喘息発作を考えてみようと思います。

 

精神分析の考え方の中に、咳は母への叫びという考え方があります。

だから、喘息発作なんて言えば「お母さん、私のこと見て!聞いて!」という、声なき声ということになります。

 

つまり、ユウは私に「もっと私のことを見て欲しい!」と言っていたわけで。

普段の生活の中で彼女に気をかけ、手をかけ、目をかける時間が減っていて寂しかったとユウは喘息を通して教えてきました。

母のおしごとをサボっていたよね?!っていう証でもあります。

 

ユウが話しかけてきたら、すべてに「そうか、そうか」と聞いてやり

ココア飲みたいって言えば作り

「お母さんと一緒に寝たい、でもおねしょしちゃうかもしれないから布団を並べて欲しい」と言うので

ユウのベッドから布団を降ろして、床に並べてユウが寝るまで手を繋ぎました。

 

今ようやく寝てくれて、これを書いています。

 

ここまでお話しして、勘のいい方ならお気づきかと思います。

母のおしごとは、子どもの望むことを望むままに与え、安心と温もりで満たすことです。

 

ご飯を作り、風呂に入れ、寝かしつけ、勉強を見て、話を聞く。

この時間の中で子どもがお母さんにうんと大切にされているという事を、素直に満足いくまで感じ取れるようにしていく事です。

 

私も、ユウにご飯を作り、お風呂に入れ、9時には布団に入れ、勉強に付き合い、話を聞いていました。

それでも、足りなかったのです。

なぜでしょうか?

そこには、ユウの気持ちが足りませんでした。

 

親の安心のために「お残しはダメよ(ユウはとても痩せています)」

「お風呂は順番があるから早く済ませてしまいなさい」 

「もう寝ないと明日辛いから寝ますよ」

「ほらまたここ間違えてる!九九気をつけて!」

「ん、今手が離せないから少し後でもいいかな?」と話を聞くのを後回し。

 

こんな事が日常的になっていました。

これでは、寂しくても当然だと思えてきます。

 

母のおしごとってなんだろう?の答えは

承認と温もり、安心感をたくさん与えるのが母のおしごとです。

子どもが望むままにそれを与え続けます。

それが母のおしごとです。

 

ちゃんと出来ていますか?

子どもは安心して満足していますか?

もう一度、問うて見てください。

 

親の思うように子どもの頃を過ごしてきた私には、とても大変な母のおしごとです。

みなさんは、いかがでしょうか?

 

「母」っていう、おしごと

はじめまして。

たつみあきらです。

中学3年生と小学校6年生と3年生の子どもの母親をしています。

 

タイトル通り、母って「おしごと」と思ったほうがうまくいく。

お母さんになりたくてなった人、

お母さんにはできちゃったから産んだのよっていう人

いろんな人がいると思うのですが

なりたくてなった人には母という立場でいることを

「おしごと」って思うことはないと思うのだけれど

とにかく大変な世話行動を頑張ってやっている人からしたら

もしかしたら「おしごと」って思いながらやったほうが丁寧にできるんじゃないか?

そんな風に思っているんです。

 

私はできちゃったから産みました。

でも二人目、三人目は欲しくて産みました。

それでも、時々疲れているときなんかは「おしごとだから!」って思ったほうが楽な時があります。

 

みなさんは簡単に子育てできていますか?

そして、子どもはそんなお母さんに満足してくれていますか?

少しでも、子どもとお母さんが安心して暮らしていけるよう

一緒に考えていけたらと思い、ブログを立ち上げました。

 

オールOK子育て法という子育て法をもとに、みなさんの心の支えになりますように。